現役ITエンジニアが今一番学びたい開発言語ランキング、3位Go言語、2位Rust、1位は?
求人市場において高い需要を誇るITエンジニア。その優位性は長年変わっておらず、他業種への転職や副業・複業を考える際のファーストチョイスとして頭に浮かぶ人も多そうだ。
では、現役のITエンジニアが今もっとも学びたい言語とは、いったい、何なのだろうか?
そんな現役のITエンジニア369名を対象とした、開発言語に関する意識調査がこのほど、paiza株式会社により実施された。
ITエンジニアが「一番得意」と答えた開発言語は?
自分が一番得意だと思う開発言語を聞いたところ、Javaが1位となった。さまざまなシステムに幅広く使用されていることもあり、業務経験を持つ方が多いためと思われる。
2位以下はPython、C言語、C#と続いている。いずれも広く開発で使われている言語だが、近年は特にPythonの人気・需要が高まっている。
ITエンジニアが「一番学びたい」開発言語1位はPython
今一番学びたい言語に関する質問では、Pythonが1位となった。文法が分かりやすくプログラミング初心者でも学びやすい点に加え、AIや機械学習でよく使われるため、近年は特に高い人気を誇っている。paizaが2020年2月に実施した「好きなプログラミング言語」調査でも1位となっており、今後も高い人気が続くと思われる。
また、2位となったのはRustだった。2010年に登場したこの言語は、安全性、速度、並行処理に優れており、近年急速に人気を伸ばしている。
ITエンジニアに人気のある言語と企業が求める言語は乖離
一方、企業が求める開発言語の経験について、paizaに掲載されている求人数は上のグラフの通り。
JavaScriptが1位、PHPが3位となっており、ITエンジニアが得意な言語、学びたい言語とは少し乖離があるようだ。JavaScriptはフロントエンド開発で広く採用されているほか、一部サーバサイドでも利用されるなど企業側ニーズの高い言語。ITエンジニアから人気の高いPythonは求人数では5位にとどまっている。
開発言語別に求人に記載されている提示年収の平均も算出した。こちらもエンジニアの希望とはやや乖離する結果となっている。
平均年収1位となったのはScalaで、以下TypeScript、Go言語、Kotlinと、比較的新しい言語が上位を占めている。新しい開発言語は必然的に業務経験のあるエンジニアがまだ少ないため希少価値が高く、提示年収も高くなる傾向にある。
新たなサービスを作るときに使いたい言語・フレームワーク
アンケートでは、「今後新しいサービスを作る際に使いたい開発言語・フレームワークとその理由」も質問した。「作るサービスによるので答えられない」「一番経験があるものだから」といった回答も多かった一方で、「ゲームを作りたいからUnity」などのように作りたいサービスを明確に持っている方も一定数いた。
こちらは上位の回答を中心に理由とともに紹介する。
(以下、項目は「言語名・フレームワーク名」で表記)
Python・Django
・汎用性が高く、実現できるものの幅が広いから
・機械学習・データ分析に強く、今後の成長が期待できるから
・アプリにAIを利用したいから
・自分のスキルアピールにつなげられるから
・Python の仕事をしたいから
PHP・Laravel
・使い慣れているのと、エンジニアを見つけやすそうだから
・対応しているレンタルサーバが多いから
・要員計画が立てやすいから
・初学者にも分かりやすいから
C#・Unity
・UIから内部スクリプトまで一括ででき、ネイティブとのライブラリなども充実し主要プラットフォームにアプリをビルドできるから
・自分で自由に作るならゲームを作りたいから
Ruby・Ruby on Rails
・自分が使い慣れており、市場にも人材が豊富なので、サービスがうまくいった場合に人を増やすのが比較的容易
・一番使い慣れていて、言語としてもこなれていて開発コストが低いから
Java・SpringBoot
・情報の多さと、Java(JVM)の性能が良いから
・HerokuにPoC環境を簡単に構築できるから
<調査概要>
「開発言語に関する調査」
調査期間:2021年3月19日〜28日
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:「paiza転職」をご利用中の現役ITエンジニア
有効回答数:369名
出典元:paiza
https://paiza.jp
構成/こじへい
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