全国で最も早いアユ漁が1日、兵庫県・加古川中流域の景勝地、同県加東市上滝野の闘竜灘で解禁された。この日を待ちわびたマスク姿の釣り人たちが岩の上に立ち、さおを水面に向け、アユを次々と釣り上げた。
竜の姿に似た闘竜灘は、かつて加古川を遡上(そじょう)する「飛びアユ」の名所として知られた。岩場に行く手を阻まれて跳びはねるアユを網で捕っていたという。解禁日が早いのは江戸時代、姫路藩主に初物のアユを献上していた名残とされる。
例年は解禁日に川開きの神事が執り行われるが、新型コロナウイルスの影響で、昨年から2年連続で関係者のみでの開催となった。また、加古川漁業協同組合(同県西脇市)が稚魚約2万匹を放流した。
同県丹波市から釣行に訪れた男性(81)は「待ちに待った日が来た。今日は釣れても釣れなくてもどっちでもいい。楽しみたいですね」と笑顔で話していた。
釣りには遊漁証が必要。同漁協TEL0795・22・2572
(杉山雅崇)
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