新型コロナワクチン接種を巡り、清川村で3日、75歳以上を対象にした「集団接種」が始まった。施設入所者以外の高齢者向け集団接種は県内で最も早いとされ、村保健福祉センタ-やまびこ館(同村煤ケ谷)で計60人が接種を受けた。
村によると、対象者516人のうち272人が集団接種、120人が個別接種を予約(4月28日時点)。会場では医師による問診の後、住民が接種を受けた。女性は「もう打ったの。全然わからなかった」。別の女性は「ウイルスとの戦いは誰にも不満をぶつけられない戦争みたい。2度目の接種を受けると安心できると思う」と話した。
村は19日までに75歳以上の1回目を終え、24日からは2回目と65~74歳の1回目を進める予定。ワクチンを無駄にしないようキャンセル待ちの仕組みも導入しており、初日は医師の判断で接種を見合わせた1人分を65歳以上の女性看護師に接種した。岩澤吉美村長は「7月中には高齢者の接種を終えられると思う」との見通しを示した。(石本 健二)
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