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Friday, October 1, 2021

ブガッティ ボリードが「世界で最も美しいハイパーカー」に - Goo-net(グーネット)

車のニュース [2021.10.01 UP]

ブガッティ ボリードが「世界で最も美しいハイパーカー」に

ブガッティ ボリード
ブガッティ ボリード

 ブガッティは現地時間の9月30日、フランス・パリで開催された「第36回フェスティバル・オートモービル・インターナショナル」において、同社のハイパーカー「ボリード」が“世界で最も美しいハイパーカー”に選出されたと発表した。
 ハイパーカー部門における“最も美しい車両”の最終選考は4台に絞られ、その中からこの8月に限定生産が発表されたばかりのボリードがその栄誉を勝ち取ったという。

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ブガッティ史上最速&最軽量を誇る洗練されたデザインが評価

 フェスティバル・オートモービル・インターナショナルは1985年のスタート以来、最も美しく、創造的で刺激的なデザインをまとった自動車を称えてきた。このフェスティバルでは自動車産業そのものの動向や変化を検証し、トレンドを分析。また、社会の変化や経済の変動、環境的な課題などといった状況とも照らし合わせて、自動車の変革に取り組む人々にスポットライトを当てるべく選考が行われている。審査員はデザインの専門家たちで構成され、自動車分野に携わる人々の大胆なアイデアや才能の発掘にも寄与しているという。

 今回栄誉を勝ち取ったボリードは、ブガッティのアイコンとなっているW16クワッドターボ・エンジンを搭載、ブランド史上最軽量でサーキットに特化した車両を目指して開発された経緯を持つ。多数のエアダクトと繊細にデザインされたフロントエンドが織りなす造形は、空力的に洗練されたF1カーを連想させ、圧倒的なインパクトを放っている。また、ルーフに設けられたエアインテークスクープと地面に吸い付くようなシートポジションが示すように、きわめて低い地上高を実現。そしてリアディフューザーと組み合わされたリアウィングは強い存在感を放つだけでなく、高速コーナーで最適なトラクションを得るために極めて高いレベルのダウンフォースを提供する。

 ブガッティのデザインディレクターであるAchim Anscheidt氏は「ボリードは我々にとってこれまでとは全く異なる挑戦で、精神的な実験のようなものでもありました。エンジンの心臓部まで車両を分解し、必要最低限のものだけを再構築しました。その結果、このような栄誉ある賞を受賞できたのはとても名誉なことです」と喜びを語った。

創業者の哲学の集大成

 コンセプトカーとして出発したボリードだが、市販車として量産化されるにあたり、技術的・視覚的な変更はほとんど加えられないという。これまでにイベントなどで披露されてきた同車両の重量は1240kgだったが、市販モデルは1450kgと200kg程度の増量になる。

 ブガッティ・デザインのスペシャル・プロジェクト責任者であるNils Sajonz氏は「ボリードは極めて機能的でありながら、ブガッティの個性と伝統が凝縮されたモデル。1920年代にタイプ35をはじめとする軽量で軽快なマシンを設計し、モータースポーツ界に旋風を巻き起こした若き日のエットーレ・ブガッティの、ウェイト・トゥ・パワー哲学がその出発点です。ボリードはその哲学の集大成と呼べるもので、そのデザインの純粋さは魅力的な美しさをもたらしています」と話す。

 サーキット走行に特化したデザインはインテリアにも貫かれ、レーシングカーとしてのニーズを純粋に反映した機能的なデザインを採用したという。デザイン・ディレクターのFrank Heyl氏は「ボリードのキャビンには明確なブガッティのアイデンティティがありますが、華やかさや贅沢さは無く、ドライバーの操作性や最大限の視界確保に重点を置いたデザインとなっています」とコメントした。

 ボリードは限定40台で生産され、価格は400万ユーロ(約5億1400万円)。最初の納入は2024年を予定している。

ブガッティ ボリード コックピット
ブガッティ ボリード コックピット

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