2016年に福岡市博多区のJR博多駅近くの市道で起きた大規模陥没事故から、8日で5年となる。道路は1週間で復旧したが、原因となった市地下鉄七隈線延伸工事(天神南―博多、約1・4キロ)には2年の遅れが出た。22年度中の開業へ向けて延伸部分の新駅の名称が決まり、今冬には新型コロナウイルス対策を施した新車両も運行開始予定で、着々と準備が進む。
市交通局によると、現場付近では線路の敷設や配電、博多駅のホームなどの構造物の工事が進められている。同駅と直結することで利便性が上がるため、沿線の一部ではここ数年、住宅地の地価が高い状態が続いている。
延伸部分の中間につくる新駅「櫛田神社前」は、博多祇園山笠が奉納される櫛田神社や複合商業施設「キャナルシティ博多」に近く、観光客らの回遊性アップが期待される。新車両「3000A系」は手すりや座席に抗ウイルス素材を使用する。今後、延伸部分を歩くイベントも計画している。
事故は16年11月8日未明に発生。掘削中の地下トンネルの天井部分が一部崩れ、市道が幅約27メートル、長さ約30メートル、深さ約15メートルにわたって陥没した。作業員は避難し、巻き込まれた人はいなかった。市は19年7月に掘削を再開したが開業は2年遅れ、事業費は約450億円から約587億円に膨らんだ。
2021-11-07 22:34:00Z
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