毎年恒例のイベントとなった、美容師を対象としたフォトコンテスト「WWDJAPAN ヘアデザイナーズコンテスト」。ヘア・メイク・ファッションをトータルに審査するコンテストとして知名度を高めつつあり、現在は第5回のエントリー作品募集中だ。
同コンテストでもう1つ話題になっているのが、上位入賞者の副賞である星野リゾートの温泉旅館「界」のペア宿泊券だ。この副賞には、「日々の忙しさを忘れてリフレッシュしてほしい」という思いのほか、接客業である美容師に「宿泊業界トップクラスの接客を体験してほしい」という意図も込められている。
ここでは、第2~4回まで3年連続で準グランプリを受賞した西森由貴・資生堂ヘアメイクアップアーティストにフォーカス。第4回の副賞、「界 松本」の体験記を紹介する。
「界」は星野リゾートが展開する、全国に展開する温泉旅館ブランド。「界 松本」は、国宝松本城の奥座敷として栄えた閑静な温泉郷・浅間温泉で、ワインと美食を楽しめる温泉旅館だ。現代建築家の先鋭的な感性と、日本の伝統工芸美が調和したデザインが特徴。8種13通りの湯浴みで、松本城主の御殿湯(ごてんゆ)もあったという浅間の湯を堪能することができる。夜は音楽の街・松本にちなみ、地元の音楽家によるロビーコンサートを毎晩開催している。地元産ワインも常時50種類以上そろえ、音楽とワインに酔いしれる時間を過ごすことができる。
「松本には初めて行ったけれど、街と温泉街が近く、いろいろな楽しみ方ができる場所だと感じた。『界 松本』は、施設内に川が流れていたり、竹など自然あふれる中庭があったりと、特別な空間でとてもリフレッシュできた。お食事処からその川が見えて、大きく開放的な窓から朝日が差し込んできて、とても気持ち良かった。部屋の窓もすごく大きく、そこから見える雄大な山なみを部屋に居ながら感じることができた」と西森さんは話す。
西森さんのヘアメイク作品は“色”にこだわったものが多く、光や流木など自然のモチーフをインスピレーション源にすることも多い。ここで体験した自然も、今後作品を作る上での着想源の1つになったようだ。
「『界』に宿泊するのは3回目で、どの施設も温泉が充実していたけれど、『界 松本』は8種13通りの湯浴みがあり、これまでで最も多様な楽しみ方ができた。“ラディアントバス”(体温より少し高い温泉が循環する寝椅子型の温浴方法)や、浮力に身を任せる“寝湯”、音を楽しむ大浴場などがあり、今まで知らなかった温泉の入り方を学ぶことができ、心から癒やされた」。
また、星野リゾート全体に共通することで、その土地のものが生かされている。「長野県はワインが名産で、地元ワイナリーのテイスティングができたり、夕食に『界 松本』の名物料理“ワインすき鍋”が出てきたりと、地元を堪能できた。松本は“楽都”とも呼ばれているらしく、ドーム型の天井が印象的なロビー空間で、ジャズやクラシックのコンサートが毎日行われており、その空間とともに素敵だった。至るところに伝統工芸品が展示してあり、土地柄も含めて好きになった。今回はあまり観光地を巡らず、多くの時間を施設内で過ごしたけれど、それでも十分にその土地を感じられると体験をした」。
おもてなしにおいても印象に残ったことがあるという。「一人のスタッフの方が、最初から最後まで対応してくれた。今回はどこを観光するか決めずに行って、どこがおすすめかそのスタッフさんに聞いたところ、知識の広さと深さに驚いた。一緒に行った母も『1つ聞くといっぱい返ってきて、何でも知っている感じがする』と感心していて、『名産は何ですか?』『昨日の料理は……』とか、話をすること自体を楽しんでいたようだ。対話だけでもお客を楽しませる接客・おもてなしというのは、さすがだなと感じた」。
【第5回 WWDJAPAN ヘアデザイナーズコンテスト】作品募集中
詳しくはこちら
<テーマ>
2021〜22年のコレクション(NY、パリ、ミラノ、ロンドン)におけるファッションやビューティのトレンドを意識した作品
<応募方法>
テーマに沿った作品写真を、データ、もしくは紙焼きでお送りください。
紙焼き(郵送)の場合
作品をキャビネットサイズ(2Lサイズ)にプリントし、
❶ 氏名・肩書き・サロン名
❷ 住所・電話番号
❸ メールアドレス
❹ 作品の解説(100文字以内)
❺コンテストを知ったきっかけ(美容ディーラー●●からの紹介、当社ホームページを見て、など)
を記入した用紙(どんな用紙でも可)とともに封筒に入れ、下記宛に郵送してください。
宛先:
〒106-0032
東京都港区六本木6-1-24 ラピロス六本木4F
「WWD JAPAN」編集部 ヘアデザイナーズコンテスト係
データの場合
エントリーフォーム(上記「詳しくはこちら」よりリンク)に必要事項を入力の上、作品データ(JPEGデータで2MB以上、解像度350dpi以上)を添付し、応募してください。
<応募期間>
2022年2月15日(火)必着
最新号紹介
からの記事と詳細 ( 「WWDJAPAN ヘアデザイナーズコンテスト」受賞者が“界 松本”を体験 印象に残った接客とは - WWD JAPAN.com )
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