【ロンドン=池田慶太】国際的な民間調査機関「ベリングキャット」や複数の欧米メディアは28日、ロシアとウクライナの非公式な和平協議に参加したウクライナ側の交渉担当者ら3人に、毒物の中毒症状が確認されたと報じた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、和平の頓挫を狙ったロシアの強硬派の仕業との見方を報じている。
非公式の和平協議は3月3日にウクライナで行われ、同日夜、協議に参加したウクライナ国会議員ら2人が目と皮膚の炎症や目を突き刺すような痛みを訴えた。
同じく協議に出席した英サッカー・プレミアリーグの「チェルシー」オーナーで、英国などの制裁対象となっているロシア人富豪ロマン・アブラモビッチ氏にも症状が出て、数時間視力を失ったという。同氏はウクライナ側の要請で、和平を後押しするために協議に参加したとみられている。
ベリングキャットは専門家の分析として、化学物質が使われた可能性が高いとした。その種類や量は致死的でなく、「脅しのためだった可能性」も指摘した。
2022-03-29 03:08:00Z
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