【キーウ(キエフ)=上地洋実】英国防省は15日、ウクライナ東部ドンバス地方(ドネツク州、ルハンスク州)で軍事作戦を続けるロシア軍について「攻撃の勢いを失っている」との分析を明らかにした。露軍はドンバス地方の制圧に向けて各地で攻撃を続けているが、反撃するウクライナ軍と激しい攻防となっている。
英国防省は15日に発表したドンバス地方に関する分析で、露軍は「過去1か月で大きな制圧地域の拡大に至らなかった」と指摘した。ウクライナ軍の抗戦に加えて、露軍兵士の士気低下も続いているとし、「現状では、今後30日間で前進の度合いを劇的に加速させそうにない」との見方を示した。
米国がウクライナ軍に提供した
ただ、ウクライナ国営通信などによると、露軍は15日も東部各地で攻撃を続けた。ドネツク州の知事は15日夜、同州北部で民間人3人が死亡、13人が負傷したと発表した。
南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所でも露軍は制圧に向けた攻撃を継続しており、ウクライナ部隊が抗戦している。
一方、ウクライナ側が求めている負傷者らの退避に向けた露側との交渉は進展が見えない。ウクライナ国防省の高官は15日、「プーチン(露大統領)が同意しない」と述べ、露側が拒否していると訴えた。
2022-05-16 02:47:00Z
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