外部電源が失われ、安全性が懸念されていたロシア軍が占拠するウクライナのザポリージャ原子力発電所への電力供給が復旧したことを受け、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、11日「非常に重要な外部からの電力供給を回復できた」と歓迎しました。
一方で、「砲撃が続くかぎり危険な状況は変わらない」として、改めて原発や周辺での砲撃に懸念を示しました。
IAEAによりますと、復旧したのはザポリージャ原発へ電力を供給する予備の送電線です。
原発では、今月5日、砲撃による火災の影響で外部電源が喪失したのを受け、6基ある原子炉のうち唯一稼働していた6号機が出力を下げた状態で運転を続け冷却などに必要な電力を供給していました。
IAEAは、6号機のこの運用はタービンやポンプなど原発の重要な設備の損傷につながるおそれがあり、持続可能な対策ではなかったと指摘しています。
外部電力の復旧を受け、ウクライナ側は11日早朝に6号機を停止し、30時間ほどかけて核燃料を安定して管理できる冷温停止の状態にしようとしているということです。
原発では、残りの5基はすでに冷温停止しているということです。
2022-09-12 09:09:26Z
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