【メキシコシティ=清水孝輔】メキシコ中西部で19日午後1時5分(日本時間20日午前3時5分)、大規模な地震が発生した。米地質調査所(USGS)によると、地震の規模はマグニチュード(M)7.6で、震源地は中西部ミチョアカン州と中西部コリマ州の州境近辺。震源の深さは約15キロメートルだった。コリマ州で1人の死亡が確認された。
メキシコのロペスオブラドール大統領は19日、「コリマ州でショッピングセンターの外壁が倒れ、1人が亡くなった」と明らかにした。震源地のミチョアカン州では建物が被害を受けた。首都メキシコシティでも大きな揺れが起きたが、クラウディア・シェインバウム市長は「メキシコシティで大規模な被害は報告されていない」と述べた。
米海洋大気局(NOAA)によると、今回の地震によってメキシコの沿岸で高さ最大3メートルの津波が発生する恐れがあるという。19日午後3時時点で津波による被害は報告されていない。
9月19日は1985年に約1万人の死者を出した大地震が起きた日で、毎年全国で避難訓練が実施されている。2017年には9月19日の避難訓練中にM7.1の大規模な地震が発生し、首都メキシコシティを中心に建物の崩壊などで300人を超える死者が出た。今回も多くの職場や学校で避難訓練の実施中に地震が発生した。
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2022-09-19 20:19:35Z
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