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Friday, October 7, 2022

細田衆院議長 旧統一教会関連団体 別の4会合に出席しあいさつ - nhk.or.jp

細田衆院議長 旧統一教会関連団体 別の4会合に出席しあいさつ - nhk.or.jp

旧統一教会との関係をめぐり、細田衆議院議長は、衆議院議院運営委員会の山口委員長らに追加の説明を行い、関連団体の会合について、先週明らかにした4回とは別に、4つの会合に出席し、あいさつしていたことを明らかにしました。

細田衆議院議長は先週、旧統一教会との関係を認めるコメントを発表しましたが、野党側が、選挙での支援の有無などに触れておらず、不十分だなどと指摘したため、議院運営委員会の山口委員長がさらに詳しい説明を行うよう要請していました。

これを受けて、細田議長は、7日午前11時半ごろから、衆議院議長公邸で、山口委員長や与野党の筆頭理事と10分程度会談し、追加の説明を行いました。

山口委員長によりますと、この中で細田議長は「ご迷惑をおかけした。ようやくまとまった」と述べ、過去およそ10年にさかのぼって改めて調査した結果をまとめたという書面を示し、説明したということです。

それによりますと、
▽教会の関連団体の会合について、先週明らかにした4回とは別に、4つの会合に出席し、あいさつしていたことが分かったとしています。

また、
▽教会側が関連する会合に祝電を送っていたケースが3件あったことが、新たに判明したとしています。

そして、
▽選挙でのボランティア支援については「地元の関係団体が選挙において私を支持する意向があったことは事実だが、具体的にどのような支援を行っていたかは確認できていない。少なくとも選挙事務所における選挙運動では、教会側による活動への参加は認められなかった」としています。

一方、
▽教会側に選挙支援を依頼したり、組織的な支援や動員を受け入れたりしたことはないとしているほか、
▽教会が主催した会合への出席や、▽教会側との金銭のやり取りは、確認するかぎりなかったとしています。

そのうえで、改めて「今後、社会的に問題があると指摘される団体などとは関係を持たないよう、適切に対応していく」としています。

新たに出席しあいさつしたことを明らかにした4件の会合

細田衆議院議長が、旧統一教会の関連団体の会合に出席し、あいさつしていたことを、新たに明らかにした4件は次のとおりです。

▽2014年2月と2016年3月に地元の島根県で開かれた「島根県平和大使協議会」の会合。

▽2017年3月に東京都内で行われた「世界平和女性連合」の会合。

▽関連団体の幹部を招いたと指摘されている、去年6月に国会内で開かれた「日本・世界平和議員連合懇談会」の会合。

このうち「懇談会」の会合では、この場で名誉会長に就任したとしたうえで「議長就任後は会合に参加しておらず、すでに解散したと聞いている」としています。

一方、先週のコメントで発表していた4件の会合のうち「出席した」と、説明していた2018年3月と2019年3月に東京都内で行われた「世界平和女性連合」の会合は、あいさつも行っていたことがわかったとしています。

これにより、細田議長は2014年2月から去年6月にかけて、合わせて8件の関連団体の会合に出席し、あいさつしていたことを明らかにしたことになります。

新たに祝電を送っていたことを明らかにした会合

細田衆議院議長が、教会側が関連する会合に祝電を送っていたことを、新たに明らかにした3件は次のとおりです。

▽2017年10月に広島県、2018年9月に鳥取県でそれぞれ行われた「日韓トンネル実現中国連絡協議会大会」。

▽2021年6月に島根県で行われた「島根県平和大使協議会」。

一方、教会側との金銭のやり取りについては
▽教会側からの寄付の受け入れやパーティー収入は「記録を確認するかぎり、該当するものはない」

▽教会側への会費の支出は「確認するかぎり、行ったことはない」としています。

このほか、先週発表したコメントの内容について訂正を行っています。

▽憲法改正に関するインタビュー取材について、受けた時期が「2019年6月」ではなく「2019年12月」だったとしたうえで、教会と関係が深いとされる「世界日報社」のインタビューだったことを新たに明らかにしました。

また
▽顧問に就任していたとした「日韓海底トンネル推進議員連盟」については「日韓トンネル研究会」の顧問だったと訂正し、現在は顧問は辞任していると説明しています。

衆院議院運営委 山口委員長「説明責任を果たした」

細田議長との会談後、議院運営委員会の山口委員長は、記者団に対し「いろいろな疑問に対し、きちんとしたお答えがあったと思う。一種の説明責任を果たされたんだろう」と述べました。

また、細田議長が記者会見すべきかどうかについては、「細田議長は何もおっしゃっていなかった。これはご本人の判断だが、個人的には岸田総理大臣が言っているように、議員として説明責任は果たしていると思う」と述べました。

自民 盛山議員「要望した事項にしっかり答えた」

衆議院議院運営委員会で与党側の筆頭理事を務める自民党の盛山正仁議員は、取材に対し「野党も含めて、こちらが要望した事項についてしっかりお答えいただけた。これで今後、スムーズな議事運営が進めばありがたい」と述べました。

立民 笠議員「まだ疑念は晴れていない」

衆議院議院運営委員会で野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の笠浩史議員は、記者団に対し「『細田議長が事実関係について、きちんとみずからのことばで、議院運営委員会や記者会見で説明しなければ国民は納得しない』と申し上げたが、細田議長からの反応は特段なかった」と述べました。

そのうえで「細田議長が自民党の派閥の会長を務めていたときに、組織的な関与があって選挙での差配をしていたのではないかなどの点に回答がないので、まだ疑念は晴れていない。関連団体の会合への出席が新たに4回あったことが分かり、今後もまだ出てくるのではないか。説明責任を果たすよう引き続き求めていく」と述べました。

共産 小池書記局長「三権の長にふさわしいか含め問う」

共産党の小池書記局長は、記者会見で「説明の書面を見るかぎりでも細田議長が旧統一教会や関連団体と極めて濃厚で濃密な関係を持っていたことがはっきりした。しかし、これだけでは納得できないので、議院運営委員会で一問一答形式で問いただし、三権の長としてふさわしいのかも含めて問われなければならない」と述べました。

国民 榛葉幹事長「説明責任を促す責任は自民党にもある」

国民民主党の榛葉幹事長は、記者会見で「三権の長で立派な方だと信じたいからこそ包み隠さず真実を国民に語ることは大事だ。政府・与党は身内に甘く、説明責任を促す責任は岸田総理大臣をはじめ自民党にもある。自身のことばで語ってくれるものと期待している」と述べました。

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2022-10-07 07:08:54Z
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