25日午前7時半頃、埼玉県飯能市美杉台の住宅の敷地で、住人の60歳代の夫婦と、その娘とみられる男女3人の遺体が見つかった。頭や首など上半身に鈍器で殴られたような痕があり、県警は殺人事件と断定。同日夜、現場近くに住む無職斎藤淳容疑者(40)を、被害者3人のうち男性に対する殺人未遂容疑で逮捕した。殺人容疑に切り替えて調べる。「話したくありません」と供述を拒否しているという。
捜査関係者によると、斎藤容疑者は約1年前、夫婦宅に止まっていた車を傷つけた器物損壊容疑で逮捕されていた。今回の事件でも、現場近くの防犯カメラに姿が映っていたことなどから捜査線に浮上し、県警が特別捜査班を設置して行方を追っていた。この家族を
県警の発表では、同日午前7時15分頃、この住宅の近隣の住民から「口論をしている」「大声を出して騒いでいる」といった110番が相次ぎ、駆けつけた警察官が3人を発見。その場で死亡が確認された。住宅は2階建てで、1、2階で火災もあり、計30平方メートルを焼いた。出火原因はわかっていない。
近くに住む男性(69)によると、約1年前の器物損壊事件では、夫婦宅の敷地内に止めていた車が刃物かドライバーのようなもので傷つけられたといい、「修理代が100万円ぐらいかかったと聞いた」という。この男性は、夫婦について「奥さんは若々しくて、旦那さんは欧米系の方。いつも会釈してくれた」と語った。
2022-12-25 15:40:06Z
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