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Monday, April 10, 2023

不明の陸自ヘリ乗員のヘルメットを発見、周辺の捜索続く…無人潜水機などで海中も - 読売新聞オンライン

不明の陸自ヘリ乗員のヘルメットを発見、周辺の捜索続く…無人潜水機などで海中も - 読売新聞オンライン

 陸上自衛隊の第8師団長ら10人が搭乗したヘリコプターが、沖縄県・宮古島付近で行方不明になった事故で、防衛省は10日、乗員のヘルメット1個を回収したことを明らかにした。自衛隊は乗員を見つける手がかりになるとして、一帯の捜索を続けている。

 陸自によると、ヘルメットは9日午前10時40分頃、伊良部島北東部にある佐良浜海岸近くの沖合に浮いている状態で発見された。現場は海底にサンゴ礁が広がる浅瀬で、陸自隊員がボートで近づいて回収した。識別番号を調べたところ、不明機の乗員に貸与されていたものと確認された。目視した範囲で大きな損傷はない。

 9日午後には、同島北部の沖合約1・5キロの地点で、事故機の機体外側に取り付けられていた燃料タンクとみられる部品が見つかっている。

 宮古島沖では、海中の探索能力が高い潜水艦救難艦「ちはや」など艦艇3隻が活動している。自衛隊は事故機が海中に沈んだ可能性もあるとみており、水中音波探知機(ソナー)で反応があった複数の地点を無人潜水機などで一つひとつ確認している。沿岸部では370人の自衛隊員が漂流物を捜索している。

 現場海域では、海上保安庁の巡視船2隻も活動している。10日は風が弱まったため、伊良部漁協(伊良部島)も漁船9隻が参加し、大型船が近づけないサンゴ礁がある浅瀬などを回った。池間勝正船長(70)は「何とか見つけてあげたい。11日も漁を休んで捜す」と話していた。

 陸自によると、事故機は6日午後3時46分、宮古島分屯基地を離陸し、10分後、伊良部島北方でレーダーから消えた。第8師団(熊本市)トップの坂本雄一師団長(55)ら幹部自衛官8人を含む計10人が搭乗していたが、全員の行方がわかっていない。

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2023-04-10 12:08:00Z
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