ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島の港湾都市セバストポリのラズボジャエフ首長は4月29日、市内の燃料タンクで大規模火災が起きたと交流サイト(SNS)で発表した。同氏は、火災で1千平方メートル以上が延焼したが、死傷者はないと指摘。「火災の原因はドローン攻撃だとみられる」と主張した。セバストポリは、ウクライナへのミサイル攻撃を続ける露黒海艦隊の本拠地。
この火災について、ウクライナ国防省情報総局のユソフ報道官は29日、同国中部チェルカスイ州ウマニの集合住宅にミサイル攻撃を行ったロシアに対する「神罰」だとし、報復攻撃だったことを示唆した。ユソフ氏はまた、「火災により露黒海艦隊用の燃料4万トンが失われた」との見方を示した。ウクライナメディアが伝えた。28日のウマニへのミサイル攻撃では、子供6人を含む民間人23人の死亡が確認され、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアを非難していた。
クリミアでは昨年8月、露軍施設で相次いで爆発が発生。同年10月にも露本土とクリミアを結ぶ橋で爆発が起きた。一連の爆発を巡り、ウクライナ側は関与を明言していないものの、ウクライナ南部に展開する露軍の補給路となっているクリミアを攻撃することで、将来的な反攻を有利に進めるためのウクライナ軍の作戦だとの見方が強い。
一方、ゼレンスキー氏は29日、複数の欧州メディアのインタビューに応じ、「われわれは確実にクリミアを解放する」と強調。東・南部の被占領地域に加え、クリミアも奪還する意思を改めて示した。
前線の戦況を巡り、ウクライナ軍参謀本部は29日、最激戦地の東部ドネツク州バフムトやアブデエフカ、リマン方面などで激戦が続いていると発表した。
2023-04-29 23:38:28Z
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