Pages

Monday, April 17, 2023

岸田首相襲撃、爆発した筒は聴衆の頭上越え40m飛ぶ…容疑者宅には火薬か - 読売新聞オンライン

岸田首相襲撃、爆発した筒は聴衆の頭上越え40m飛ぶ…容疑者宅には火薬か - 読売新聞オンライン

 和歌山市で15日、岸田首相の選挙演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された兵庫県川西市の無職木村隆二容疑者(24)の自宅から火薬とみられる粉末や金属製の筒が押収されたことがわかった。爆発した筒が約40メートル飛んでいたことも判明。和歌山県警は手製のパイプ爆弾とみて、殺人未遂容疑の適用も視野に、殺傷能力の有無を調べる。

 県警は木村容疑者宅から火薬の原料とみられる粉末を発見した。パイプ爆弾に使われた可能性がある金属製の筒や、工具類など約90点を押収している。

 演説会場だった漁港の現場検証では、爆発した地点から約35メートル離れた「いけす」を覆う網の上で筒が見つかった。この約5メートル先の倉庫の外壁に筒が当たったような痕跡があった。爆発の衝撃で飛んだ筒が約200人の聴衆の頭上を通過して倉庫に当たり、いけすの網に落ちた可能性がある。

 木村容疑者は取り押さえられる直前、爆発した筒とは別の筒を手提げカバンから取り出し、手に持っていた。ライターも所持しており、県警は1本目の筒を首相に向けて投げた後、2本目に火を付けようとしていたとみている。

 2本目の筒は爆発せずに現場に残されていた。長さ約20センチで、導火線とみられるひも状のものも確認された。

 木村容疑者の手提げカバンからは、刃渡り13センチの果物ナイフも発見され、県警が所持目的を調べる。

 事件は15日午前11時25分頃に発生。首相の近くに投げ込まれた爆発物が約50秒後に爆発した。首相にけがはなかったが、男性警察官1人が軽傷を負ったほか、聴衆の70歳代男性も背中に軽いけがをした。

 県警は17日、木村容疑者を威力業務妨害容疑で和歌山地検に送検した。逮捕後の調べに黙秘し、雑談にも応じていない。

Adblock test (Why?)



2023-04-17 15:45:00Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiN2h0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvbmF0aW9uYWwvMjAyMzA0MTgtT1lUMVQ1MDAwMC_SAQA?oc=5

No comments:

Post a Comment