ロシアの港に向かう船舶は21日から軍事攻撃の対象になり得ると、ウクライナ国防省がテレグラムに投稿した声明を通じて警告した。ロシアがウクライナの穀物輸送船を標的にする可能性を示唆したことに対応し、報復措置をとった。
ウクライナ国防省は20日、ロシアおよびウクライナのロシア占領地域それぞれの黒海沿岸港に向かう船は全て軍事貨物を積載していると見なされ得ると、ロシアが前日に発表したのと同じ言い回しを使って説明した。
黒海は両国にとって農産物輸出の主要ルートで、大型石油ターミナルも立地する。日量50万バレル余りのロシア産原油が黒海沿岸のノボロシースクから輸出されている。
両国の措置は戦争のエスカレートであり、重要な食料の供給を含む世界のコモディティー市場に対してこの戦争が及ぼす影響は一層深刻になる。ウクライナの輸出は戦争で甚大な被害を受ける一方、ロシアは世界の小麦貿易でシェアを拡大させている。両国はいずれも小麦の主要輸出国だ。
ウクライナの発表後、小麦先物は上昇。原油価格に大きな変動はない。
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原題:Ukraine Warns Ships Going to Russia Ports in Retaliatory Move(抜粋)、Ukraine: Ships Heading to Russia Black Sea Ports May Be Targets(抜粋)
(情報を加えて更新します)
2023-07-20 12:34:07Z
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