【ワシントン=淵上隆悠】米下院(定数435)は17日、議長選を行った。多数派の共和党は保守強硬派のジム・ジョーダン司法委員長を議長候補に指名したが、投票では20人が造反し、選出に必要な過半数に届かなかった。18日に再投票を行う予定だが、下院議長不在という異例の事態が続いている。
議長選では、共和党の220人、民主党の212人が投票した。選出には、過半数の217票が必要だったが、ジョーダン氏の得票は200票にとどまった。民主党は全議員が下院トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務に投票した。
造反したのは共和党穏健派の議員らで、一時議長候補になったが撤退したスティーブ・スカリス院内総務に7票、3日に解任されたケビン・マッカーシー前議長に6票が集まるなど、党内対立の根深さが浮き彫りになった。
再投票に向けてジョーダン氏は造反者の懐柔を図るが、過半数を得られる見通しはたっていない。1月の議長選では、ジョーダン氏に近い保守強硬派の議員らが造反を繰り返し、マッカーシー氏が選出されるまで15回の投票が行われた。
2023-10-18 03:48:00Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvd29ybGQvMjAyMzEwMTgtT1lUMVQ1MDA5Mi_SAQA?oc=5
No comments:
Post a Comment