公明党は17日、総合経済対策に向けた提言を岸田文雄首相に提出した。所得税減税を巡り、当初は提言に盛り込む意向を示していたが、自民党の見送り方針を受けて、提出直前に明記しない方針に転換。党の対応は迷走した。年内の衆院解散を警戒し、減税を主導する姿勢をアピールする狙いがあったが、自民にはしごを外された格好だ。解散や減税を巡って右往左往する姿からは、首相官邸とのパイプが細る公明の苦悩も透ける。
「見送ってはいない。年末の税調（税制調査会）でしっかり議論するということだ」。公明の山口那津男代表は17日、官邸で首相と面会後、…
2023-10-17 12:06:47Z
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