【台北=園田将嗣】13日の台湾総統選と同時に行われた立法委員(国会議員、定数113)選で、与党・民進党は過半数を獲得できなかった。国民党が立法院(国会)の第1党となり、少数与党に転落して「ねじれ」状態となる民進党は、予算案や法案の審議で野党に抵抗され、政治が不安定化する可能性がある。
民進党は前回(2020年)と前々回(16年)の立法委員選では過半数を獲得。議会第1党として盤石な政治体制を敷き、
だが、内政の課題に適切に対応できていないとの批判を受け、党が関係する不正や不祥事も相次いだことから、厳しい戦いを強いられた。現有の62議席から大きく減らし、過半数(57議席)にも届かなかった。
国民党は、22年11月の統一地方選で大勝していた。今回の立法委員選では激戦区や民進党が地盤とする選挙区で、若手候補者を中心に接戦を繰り広げた。政策立案能力を高めるため、軍事や少子化問題、生成AI(人工知能)など、幅広い分野の専門家を擁立した。
第3政党の台湾民衆党も、現有5議席を8議席に伸ばし、キャスチングボートを握ることになる。政権与党側の政策や法案などに是々非々で対応していくとみられる。国民党は選挙中から民衆党に協力を呼びかけており、選挙後も駆け引きが続くと予想される。
2024-01-14 01:37:52Z
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