2024年01月07日00時46分
安否不明者の確認を行う自衛隊員＝６日午後、石川県輪島市
最大震度７を観測した能登半島地震で、石川県は６日、確認された死者が１２６人になったと明らかにした。安否不明者は２１０人。倒壊した家屋などの下敷きになった住民が多数いるとみられ、県警などが捜索・救助を急いでいる。
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県によると、輪島市で６９人、珠洲市で３８人、穴水町で９人、七尾市で５人、志賀町と能登町で各２人、羽咋市で１人の死亡が確認された。
同日午後２時時点の安否不明者の内訳は、輪島市が１４０人で最も多く、珠洲市３９人、穴水町１２人、能登町１０人、金沢市５人、七尾市４人。公表された２１０人のリストには新たに１９人が追加されている。
被災地では６日午前、大半の地域で雨が降り、８日にかけて天候が悪化、大雪になる可能性も出ている。余震が続き、穴水町で６日早朝に震度５強の揺れが観測されるなどしており、新たな土砂災害や捜索中の二次災害も懸念される。
志賀町では６日夜、震度６弱の揺れが観測された。北陸電力によると、同町にある志賀原発の敷地内の地震計による測定では震度２に相当する揺れで、現時点で安全上影響のある被害はないという。
県内に開設された避難所には３万人以上が身を寄せている。インフラの復旧は進んでおらず、依然として約６万６４００戸で断水し、輪島、珠洲両市などの約２万３２００戸が停電している。自衛隊の入浴支援は始まったばかりで、トイレなどに使う生活用水も足りない状況が続いており、公衆衛生上の支援も急務になっている。
2024-01-06 15:46:00Z
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