11月のアメリカ大統領選挙に向けた野党・共和党の候補者選びは24日、4つ目の州となる南部サウスカロライナ州で予備選挙が行われました。
開票はおおむね終了し、集計率98%の時点で得票率は
▽トランプ前大統領が59.8%
▽ヘイリー元国連大使が39.5%で、トランプ氏が勝利しました。
ここまですべての予備選挙や党員集会で勝利しているトランプ氏は、ヘイリー氏の地元のサウスカロライナ州でも勝利したことで代議員の獲得数を107人として、17人のヘイリー氏に対するリードをさらに広げ、党の指名獲得に向けて大きく前進しました。
トランプ氏は、支持者を前に演説し「予想していたよりも大勝だ。共和党がこれほど一つになったことは見たことがない」と述べました。
一方、ヘイリー氏は「アメリカ人の大多数がトランプ氏もバイデン氏も支持しないとしている以上、私はこの戦いを諦めない」と述べて、今回の敗北を受けても撤退はせず、選挙戦を続けると宣言しました。
トランプ氏の優位が一段と際立つ情勢となる中、共和党の候補者選びは多くの州で予備選挙や党員集会が一斉に行われる3月5日の「スーパーチューズデー」が次の焦点となります。
2024-02-25 07:11:40Z
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