フランスの議会下院の選挙の1回目の投票で、極右政党が得票率で首位になったことを受けて、フランスの有権者の間では議会の解散に踏み切ったマクロン大統領の賭けが失敗したとする見方が広がっています。
今回の選挙は、フランスのマクロン大統領が、6月に行われたヨーロッパ議会の選挙で躍進した極右政党の国民連合に対抗するため、議会下院を電撃的に解散したことを受けて行われました。
1回目の投票の結果、国民連合が得票率で首位にたったことについて有権者からはさまざまな声が聞かれました。
左派の連合に投票したという50代の女性は「結果を恥ずかしく感じます。国民連合がこれほど票を取るのは国の価値観にあいません。私たちは深い分断の中にいるのだと思います」と話していました。
マクロン大統領が率いる与党連合に投票したというパリに住む50代の男性は「マクロン大統領の賭けは完全に失敗しました。左派を分裂させ、国民連合との対決に賭けたのでしょうが、実際のところは、ほぼ同格の3つのブロックに分かれてしまいました」と話し、マクロン大統領の賭けが失敗したという認識を示していました。
別の40代の男性もマクロン大統領の賭けは左右の政党への支持を増やすことになったという認識を示したうえで、「フランスの経済にとっては左派の政策は破滅的かもしれません。一方、国民連合が過半数となれば金利の面などでは心配は減るかもしれませんが、問題もあるかもしれません」と述べ、今後への不安をのぞかせていました。
2024-07-01 10:46:59Z
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