熊本市で熊本大学の研究員の女性が殺害された事件で、警察は、女性が住んでいるマンションの清掃員だった67歳の男を遺体を遺棄した疑いで逮捕し、殺害にも関わっているとみて捜査することにしています。
逮捕されたのは、熊本市中央区の無職、熊谷和洋容疑者(67)です。
今月7日、熊本市中央区本荘の市道脇の側溝で、近くに住む熊本大学の研究員、楢原知里さん(35)が首を絞められて殺害されているのが見つかり、警察は殺人事件として捜査していました。
その結果、現場周辺の捜査などから、楢原さんが住んでいるマンションで以前、清掃員をしていた熊谷容疑者が遺体を遺棄した疑いが強まり、13日朝早く、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、熊谷容疑者は楢原さんと面識があったとみられ、調べに対して「遺体を捨てた」と供述し、容疑を認めているということです。
これまでの捜査で、楢原さんは遺体で見つかる6日の夕方まで熊本大学で勤務し、大学の敷地内には所持品とみられるリュックや財布、ノートパソコンなどが落ちていたことが確認されています。
警察は、楢原さんが勤務を終えたあと事件に巻き込まれたとみて
詳しいいきさつなどを調べ、熊谷容疑者が殺害にも関わっているとみて、捜査することにしています。
2020-09-12 23:19:00Z
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