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Thursday, October 29, 2020

4年半ぶりに買い替えたiPad Air(第4世代)は劇的に進化していた!:旅人目線のデジタルレポ 中山智 - Engadget 日本版

beritaterikat.blogspot.com
iPad Air4

旅人ITライター中山です。ちまたではiPhone 12シリーズの第1弾発売でもちきりですが、私は同日に発売された「iPad Air(第4世代)」を買いました。以前から「ProのデザインでAirが出たら買う」と宣言していたので、公約どおりです。

iPad Air4

▲購入した「iPad Air(第4世代)」。ちなみにWi-Fi版のスカイブルー/256GBで7万9800円(税別)

いままで使っていたのは「iPad Pro 9.7」。2016年3月発売なので、約4年半使ったことになります。最近は一部のアプリの起動などに時間がかかるようになり、2年ほど前から買い換えのタイミングを狙っていましたが……買い替えたいモデルがなかったんですよね。

自分のタブレットの使い道はずばり「コンテンツビューア」。SNSやウェブサイトを閲覧したり、電子書籍を読んだり、動画を観たり。特に電子書籍での利用頻度が高くなっています。ところが現在の「iPad Proシリーズ」は、名前のとおりプロ向けに振り切っていて、自分には過剰。もちろんスペックが高い方が長く使えるのでいいのですが、そのぶん価格もお高くなっています。

ならば先代のiPad Airや無印のiPadを選べばいいわけですが、それだといままで使っていたiPad Pro 9.7とデザインがほぼ変わらず、買い替えた気がしません。なので、「ProのデザインでAirが出たら買う」と宣言していたわけです。

iPad Air4

▲ダラダラのお供にiPadは最高

というわけで購入した「iPad Air(第4世代)」。1週間ほど使ってみた感想としては、かなり満足しています。まずはディスプレイ。実は今のProシリーズに買い替えなかったもうひとつの理由として、ディスプレイサイズがあります。9.7インチが丁度いいと思ってたんですよね。

iPad Air4

▲ディスプレイも本体サイズもiPad Pro 9.7と比べると大きくなっている

なのでディスプレイが10.9インチと拡大して、本体サイズもひとまわり大きくなっているのが気になっていたのですが・・・・・・大きくなったんで見やすくなりました。特にマンガを見開きで表示したときの文字が。

40代半ばを過ぎて目の性能が落ちてきたのか、「iPad Pro 9.7」でもマンガを見開き表示したときのセリフが読みにくくなってたんですよね。

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▲約1.2インチのサイズアップだけど、老眼の始まった自分にはマンガのセリフが格段に読みやすくなった(アジアを喰う Kindle版/鈴木みそ)

なので個人的にはこのサイズアップはアリなんですけど、もし目が悪くなってなければ9.7インチが今でもベストサイズだと思ってます。9.7インチディスプレーで今のProデザインでも良かったかなと。

ちなみに重さは458gで、iPad Pro 9.7(セルラー版)から14gと若干増えていますが、これも気になりません。というかひとまわり大きくなっているので、手に持ってみると重量バランスが良いのか、軽い印象です。なので今までよりも疲れるということはありません。

ただソフトウェアキーボードは横位置で持つと、若干指が届きにくくなったかなと。ちなみに最新のProシリーズ同様、キーボード分割機能も非対応なようで、フローティングのみです。

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▲横位置だとソフトウェアキーの中央は押しにくくなった

なお、今回購入したのはWi-Fi版です。これまでiPadシリーズは何モデルか購入し続けていますが、ほぼずべてセルラー版でした。Wi-Fiサービスなどを探す必要がなく、いつでもどこでも使えるので便利だったからです。

ただ最近はiPadを持って外出する機会も減りましたし、なによりスマートフォンがドコモ回線でプランが「5Gギガホ」のため、現在キャンペーンによりテザリングも含めて無制限に通信ができます。なので今回はセルラー版ではなくWi-Fi版で十分かなという判断です。

iPad Air(第4世代)では今のProシリーズと同じデザインになったので、ホームボタンが廃止されています。そのため生体認証は電源ボタンと一体になった指紋認証センサーを使います。

ここはFace IDでも良かったかも。私の場合iPadはiPhoneと違って屋内で特に自室内で使うことが多いので、iPad使用時はマスクを付けていないことがほとんど。ベゼルの幅もけっこうあるので、Face ID用のセンサー自体は十分埋め込むスペースはありそうです。

あとiPad Air(第4世代)は上下左右の区別がつけにくいので、どこに電源ボタンがあるか迷うことも。

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▲Touch IDのセンサーと一体の電源ボタン

プロセッサーの処理能力は、さすが最新の「A14 Bionic」。Geekbench 5での計測ではシングルコアで約2.5倍、マルチコアでも約4倍の差がありました。ここまで差があれば買い替え甲斐があります。体感でもかなり差があって、iPad Pro 9.7で特に起動が重いなと感じていた「ジャンプ+」のアプリも、下記の動画のようにiPad Air(第4世代)のほうが格段に速く起動します。

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▲iPad Air(第4世代)のGeekbench 5計測結果

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▲iPad Pro 9.7のGeekbench 5計測結果

これだけマシンパワーがあるなら、コンテンツビューアとして使うだけでなく、クリエイティブな作業に使うのもアリかも。特に最近短い動画の編集にはスマートフォン(Xperia 1 II)&Premiere Rushを使っているのですが、画面サイズなどを考えるとiPad Air(第4世代)のほうが断然作業しやすいです。ペンとの相性もいいので、外出先での動画編集にはiPad Air(第4世代)をメインで使っていくかも。

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▲Premiere Rushでささっと動画編集するにはいいかな

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▲端子がType-Cになったので、周辺機器の接続も応用が利くようになった

というわけでしばらく「iPad Air(第4世代)」を使っていきます。次買い替えるときは、またデザインが変わったときですかね。

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