2020年12月27日23時03分
厚生労働省は27日、新型コロナウイルスに感染した英国滞在歴のある50代女性から、英国で流行しているのと同様の変異種が確認されたと発表した。国内での変異種感染者は8人目。帰国時の検疫では陰性だったが、その後陽性が分かったという。検疫をすり抜けて変異種感染が確認されたケースは初めてとなる。
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厚労省によると、新たに感染が分かった女性は東京都在住で、13日に英国から羽田空港に帰国。19日に微熱や喉の痛みを訴え医療機関を受診し、22日に入院した。帰国後、公共交通機関は利用しておらず、帰国から入院までは宿泊施設に待機した。不特定多数との接触はなく、濃厚接触者もいない。これまでの7人とは無関係という。
記者説明会に臨んだ脇田隆字・国立感染症研究所長は「感染力が強い変異種の感染者が国内で増えれば重症者も増える。現在、変異種を迅速に診断できる手法の開発も進めているが、なるべく流入を防ぐことが必要だ」と話した。
空港検疫では、ウイルス特有のたんぱく質(抗原)を調べる抗原定量検査が実施されている。厚労省の担当者は「感染初期は抗原量が上がっていないので、(陽性でも)結果が陰性になってしまうことがある。そのために、帰国後2週間の自宅などでの待機をお願いしている。今回はこの制度が効いたケースだと理解している」と説明した。
2020-12-27 14:03:00Z
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