[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は、新年を迎えるにあたっての国民向けの演説で、首相を務めた15年間で2020年が最も困難な年だったと振り返った。一方、新型コロナウイルスワクチンの接種開始により、2021年は希望の年になるとも強調した。
首相は、ロックダウン(都市封鎖)への抗議活動を非難し、ワクチンが普及すれば自身も接種する考えを示した。
66歳のメルケル首相は「最後に個人的なことをお話したい。9カ月後に議会選挙があるが、私は出馬しない」と表明。「これが私の最後の新年へのメッセージになる」と述べた。
その上で「15年間のなかで、この1年ほど厳しく感じた年はない。また、懸念や懐疑論もある中、新年をこれほどの期待感を持って待待ちわびたこともなかった」とした。
首相は、新型コロナの存在を否定する陰謀論者について「コロナ感染で愛する人を失った人、感染の影響に苦しんでいる人にとっては、苦々しいことだろう。陰謀論は誤りで危険なだけでなく、残酷でもある。順番が来たら、私もワクチンを接種する」と付け加えた。
からの記事と詳細 ( メルケル独首相が最後の新年演説、コロナ禍で「最も厳しい年」 - ロイター (Reuters Japan) )
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