番外編：山下真瑚さん
ところでハーフアップのヘアスタイルについて、最後にちょっと関連話題を。
本誌連載で登場いただいている村上佳菜子さんに取材をしているときに話題になったのですが、全日本フィギュアスケート選手権でも「メダリスト・オン・アイス」でも、ハーフアップのヘアスタイルにしていた女子選手が多かったのです。女子の競技用ヘアといえば、きゅっと後ろに小さくまとめたお団子シニョンが思い浮かびます。“フィギュアスケート女子”の基本といった感じ。アイスショーでは髪をおろすスタイルも見受けられますが、ダウンスタイルのヘアで試合に臨むというのは確かに新しい！
たとえば全日本SPで素晴らしい演技を見せた山下真瑚選手。
「ハーフアップって、実はすごくジャンプがしづらいはずなので、試合でこの髪形というのが新鮮でした。私の経験上、お団子ヘアで練習していて急に本番で変えたら、ポニーテールに変えただけでもジャンプを回る感覚が違ってしまうと思うのですが…。練習のときから髪をまとめずに滑って慣れているのでしょうか」と佳菜子さん。
「ひょっとすると、“この曲の雰囲気だとまとめ髪でなくハーフアップのスタイルのほうが合う” という感じで考えているのかもしれません。私自身も衣装もヘアメイクも含めて、全身で演技！と思っているので、現役で活躍している女子選手がヘアスタイルにまで気を配っていることを知り、とても嬉しかったです」（佳菜子さん）
そういえば、総合6位につけた河辺愛菜選手は、FSではハーフアップのヘアでトリプルアクセルにチャレンジしていましたし、山下選手もこのSPで難しいルッツを含む3回転2本のコンビネーションジャンプをきれいに決めています。空中で髪の動きに体が振られないということは、非常に体幹がしっかりしているということで、これはすごいことなのでは!? これからも新世代日本女子のヘアスタイルに注目していきたいと思います。
25ans本誌3月号（1月28日発売）の連載では、佳菜子さんと共に全日本女子の試合を総括していますので、ぜひ併せてお楽しみください！
からの記事と詳細 ( メダリスト･オン･アイス2020 華やかヘア＆メイクに注目！ - 25ans.jp )
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