また、静岡県によりますと、変異ウイルスへの感染が確認されたのは静岡県内に住む海外の滞在歴がない20代の女性と40代の女性、それに60代の男性のあわせて3人です。
3人とは別の県外の人が変異ウイルスに感染した可能性があったことから、その濃厚接触者とされた20代の女性について国立感染症研究所が検体を調べた結果、感染が確認されたということです。
さらに20代の女性の濃厚接触者とされた40代の女性と、直接の接触はないとみられる同じ地域に住む60代の男性からも変異ウイルスが検出されました。
3人はいずれも軽症で、女性2人はすでに治療を終えていて、男性は自宅療養を続けているということです。
検査のきっかけとなった静岡県外の人はウイルスの量が少なかったため、変異ウイルスに感染していたかどうかは確認できませんでした。
厚生労働省と県は国内で市中感染した可能性があるとみて経路を調べるとともに、変異ウイルスが広がっていないか検査を進めています。
静岡県疾病対策課の後藤幹生課長は記者会見で「海外では感染性が強いとされているため感染者が増え県内の医療機関のひっ迫をさらに強める懸念がある。対策を検討していきたい」と述べました。
2021-01-18 15:56:00Z
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