リクルート住まいカンパニーは2月18日、JR山手線全30駅の家賃相場に関する調査結果(2021年度版)を発表した。家賃相場が最も安い駅は田端、目白、西日暮里の3駅。最も高いのは原宿となり、その差は5万円になった。
同社が運営する不動産情報サイト「SUUMO」に掲載されている情報をもとに、ワンルーム・1K・1DKの物件を対象とした各駅の家賃相場を算出。「家賃相場が安い駅ランキング」を作成した。
最も安い田端(北区)、目白(豊島区)、西日暮里(荒川区)の家賃相場は8万5000円。都心の中でも繁華街ではなく住宅街のイメージが強い駅が挙がった。田端駅は山手線で唯一北区にあり、JR京浜東北線の快速も停車する。目白駅は前年の3位から順位が上昇。学習院大学などの学校や閑静な住宅街があり、落ち着いているが、繁華街の池袋にも近い。
4位は日暮里(荒川区・台東区)で8万6000円、5位は駒込(豊島区)、高田馬場(新宿区)で8万8000円、7位は大塚、池袋(ともに豊島区)で8万9000円、9位は新大久保(新宿区)、鶯谷(台東区)で9万1000円、11位は巣鴨(豊島区)で9万1500円、12位は大崎(品川区)で9万6000円、13位は五反田(品川区)、高輪ゲートウェイ(港区)で9万9000円。ここまでが10万円以内だった。
10万円以内の駅は住宅街や学生街の印象が強いが、主要繁華街の池袋駅も山手線の中では7位と安い相場となっている。リクルート住まいカンパニーによると、13位の五反田駅は近年、ITベンチャーの街として変化し、商業施設や高層ビルの建設も進んでおり、「変化する街の雰囲気をリアルに体験できる」という。また、20年3月に開業した高輪ゲートウェイ駅も10万円以内の相場だった。
家賃相場が最も高い原宿(渋谷区)は13万5000円。10万円を超えると繁華街やビジネス街が中心となり、渋谷(渋谷区)は12万8000円、新橋(港区)は12万5500円、新宿(新宿区・渋谷区)は11万2500円だった。
家賃相場は、20年9〜11月の期間に掲載された、駅から徒歩15分以内、広さ10平方メートル以上40平方メートル未満、ワンルーム・1K・1DKの物件の月額賃料から算出した。
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