2021.2.20 10:24
見ている人を観察するように水槽の手前にやってくることもある
円形の水槽を流線形の体の魚がしなやかに泳ぐ。体長は1メートル近くありそう。体は銀色に近く、目が大きい。
宮城県仙台市の「仙台うみの杜水族館」にいるヨシキリザメ。「世界で最も美しいサメ」とよばれる。「宮城県では、気仙沼港でたくさん水あげされています」と飼育の沢木清人(きよと)さん。
世界中のあたたかい海にいるけれど、日本の水族館ではここにしかいない。「水あげされたときには弱ってしまっている場合が多いことや、神経質で飼育するのがむずかしいからです」
ここにいるヨシキリザメは、飼育日数が300日をこえて日本最高記録をつくっている。長生きの理由の一つは水槽。ガラスにぶつからないよう丸い形にした。水流も、水槽の中を回るようにして、流れに乗ったり、さからったり、自由に泳げるようにしている。
えさは、たりなかったり多すぎたりしないように、いっしょにいるマサバとは別に、あみに入れて食べさせる。「ストレスがたまっているような時は、心を落ち着かせる薬をえさにまぜます」
ねる時はどうするんですか? 「ヨシキリザメはマグロなどと同じ遊泳性なのでずっと泳いでいます。遊泳性の魚は自力で水をすいこむ力が弱い。泳がないと息ができなくて水の中の酸素がとれず、弱ってしまうんです」(文・写真、佐々木央)=2019年6月配信
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