イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のブリハ委員は、マイナス金利の活用にこれまでで最も強い支持を表明した。英中銀の政策手段を巡りMPC委員の間で見解の不一致が広がっていることを浮き彫りにした。
17日にはラムスデン副総裁が、景気刺激のため量的緩和(QE)を拡大する 余地はあると語った。だがブリハ氏は「経済の追加刺激にQEができることはほとんどない」と主張した。
英中銀は19日、ブリハ氏が ダラム大学で来週行う講演内容を公表した。この中で同氏は「市場の機能が再び低下すれば、MPCはいま一度購入ペースを加速させることをためらわない。それが適切であればだ」と発言。「そのような市場機能の低下が起きないなら、長期金利がすでに極めて低い中で、われわれは必要に応じてQE以外の追加緩和策を模索する必要がある」と述べた。
さらに「自分にとって好ましい政策の道筋は、現在の金融緩和を2023年のかなりの時期、または24年まで継続することだ」としつつ、労働市場のだぶつきが続く場合には「刺激を与える手段として、マイナス金利を支持するだろう」と語った。
原題:
BOE’s Vlieghe Gives Strongest Backing Yet for Negative Rates(抜粋)
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