読売新聞社は、菅政権発足後初の国政選挙となる衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙と参院広島選挙区の再選挙(いずれも25日投開票)について、電話による世論調査と取材を基に情勢を分析した。広島は、野党が推す諸派の宮口治子氏と自民党の西田英範氏が横一線で競り合う。長野は立憲民主党の羽田次郎氏がやや先行し、自民の小松裕氏が追う展開だ。
与野党対決となった広島再選挙は、2019年参院選を巡る大規模買収事件で有罪が確定した河井案里氏(自民を離党)の当選無効に伴う。立民、国民民主、社民各党が推薦する宮口氏が立民支持層の9割を固め、無党派層からも3割の支持を集めた。西田氏は公明支持層の8割近くに浸透する一方、自民支持層は6割弱しか固めきれていない。態度を明らかにしていない3割強の有権者の動向が情勢を左右しそうだ。
立民の羽田雄一郎・元国土交通相の死去に伴う長野補選も与野党一騎打ちの構図となった。弟の羽田氏が立民支持層の9割近く、無党派層でも5割以上の支持を得ている。小松氏は自民支持層の7割以上を固めた。有権者の2割近くは態度を明らかにしていない。
自民が候補者擁立を見送った北海道2区補選は、立民の松木謙公氏が優位に立っている。立民支持層の8割を固め、自民支持層と無党派層からも2割前後の支持を得ている。
調査は16~18日、3選挙区を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施した。広島再選挙は、有権者在住が判明した1313世帯の中から746人の回答を得た(回答率57%)。長野補選では1323世帯の中から756人の回答を得た(同57%)。北海道2区補選では1410世帯の中から752人の回答を得た(同53%)。
2021-04-18 13:00:00Z
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