
ミャンマー国営テレビは19日夜、18日に治安当局に拘束されたフリージャーナリストの北角裕樹さん(45)が虚偽ニュースを拡散した疑いで逮捕、訴追されたと報じた。国軍のクーデターに抗議するデモが長期化し、軍は報道関係者への弾圧を強めている。
北角さんはミャンマー在住で、元日本経済新聞記者。現地の日本語情報誌の編集長を経てフリーで活動していた。SNS(交流サイト)などで抗議デモに関する情報を発信し、国軍にとって不利な情報が「虚偽」と認定された可能性がある。
国軍は2月のクーデター後に刑法を改正。虚偽のニュースを流したり、社会不安をあおったりしたとして有罪になると、最長3年の禁錮刑が科される。在ミャンマー日本大使館は北角さんへの面会と解放を求めている。
北角さんは4月18日夜に最大都市ヤンゴン市内の自宅で身柄を拘束された。市内の刑務所に移送され、取り調べを受けている。2月26日にもデモを取材中に拘束されたが、その日のうちに解放されていた。
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2021-04-20 00:53:38Z
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