バルセロナ所属のスペイン代表ペドリ(18)が現在参加している欧州選手権で最も走行距離の長い選手になっていると、スペイン紙アス電子版が4日に伝えている。

ペドリはここまで、スペインが戦ってきた全5試合に先発出場。決勝トーナメント1回戦クロアチア戦と準々決勝スイス戦では延長戦を戦い、走行距離の合計が61.5キロ(1試合平均12.3キロ)で、今大会の同ランキングでトップになっている。

ここまでペドリはスペインで唯一、フィールドプレーヤーとして全5試合に先発出場している。最初4試合にフル出場し、準々決勝のスイス戦の延長後半14分に初めて交代を経験した。またペドリの他、GKウナイ・シモンが全試合に先発出場している。

ペドリに続く2位はチェコのトマーシュ・ソーチェクで57.8キロ(1試合平均11.56キロ)、3位はイタリアのジョルジーニョで57.7キロ(1試合平均11.キロ)、4位はスイスのレモ・フロイラーで56.1キロ(1試合平均11.22キロ)、5位はチェコのブラディミール・ツォーファルで55.8キロ(1試合平均11.16キロ)となっている。

ペドリは今大会、ルイスエンリケ監督の絶対的なレギュラーのひとりとなり、ボール支配率の1試合平均が67.2%で参加24チーム中トップに立つスペインの中盤を、コケやチームメートのセルヒオ・ブスケツとともに支えている。

今大会終了後、ペドリは休みなくU-24スペイン代表に合流して東京五輪に参加する予定になっており、非常にハードな1年を過ごしている。(高橋智行通信員)

◆放送 欧州選手権はWOWOWで全試合完全生放送、WOWOWオンデマンドで全試合ライブ配信される。