政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は29日の参院内閣委員会の閉会中審査で、東京都などでの感染再拡大に関して「今、まさに今までの1年半のコロナ対応の中で最も厳しい状況にいる」との認識を示した。「今の感染を下げる要素があまりない」とも述べ、危機感を共有する必要性を訴えた。
尾身氏は「今の最大の危機は社会一般の中で危機感が共有されてないことだ。危機感が共有されなければ感染はさらに拡大し、早晩、医療逼迫が今より深刻になる」と指摘。「このまま接触機会の増加が続くと、先般の大阪のように、自宅療養中に重症化して亡くなる人が出てくる。そういうことも当然、想定して今から対策を打つ必要がある」と強調した。
東京の1日当たり新規感染者数が3千人を超えたことについて「この時期を逃さず、今まで以上に明確な、しっかりした強いメッセージを出してほしい」と政府に求めた。
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