
例年、シリーズ第6戦は、最も厳しい戦いとなる。第7戦はサクセスウェイトが半減され、最終戦は全車ノーウェイトになるため、ランキング上位陣は最も重たい状態で挑むレースであるからだ。しかも舞台となるのは昨年、コロナ禍で開催サーキットが限定されたことで、2年ぶりとなるオートポリス。それは非常にタフなレース展開を強いるサーキットでもある。
高低差が50mもある、アップダウンに富んだレイアウトであり、かつセクター3と呼ばれる後半の登り区間は、絶えずステアリングを切り続けなくてはならず、非常にタイヤへの攻撃性も高い。当然、サクセスウェイトを大量に積むチームには、我慢のレースを強いることとなる。
SUGOではカルソニックIMPUL GT-Rが5年ぶりの優勝果たす
第5戦のSUGOでは、サクセスウェイト16kgで臨んでいた、平峰一貴/松下信治組のカルソニックIMPUL GT-Rが優勝。軽さがまさに最大の武器となった格好だ。予選3番手からスタートを切り、星野一義監督が最も望むところの攻めの展開で、中盤からトップに立ち、最後は8秒差での逃げ切りとなった。
そして、この勝利は実に5年ぶりだった。16年の第5戦・富士で勝ってからというもの、長いトンネルをひた走っている印象さえあった。勝てなかったばかりか、この間に上がった表彰台さえ2回しかなかったからだ。チーム全体の喜びたるや、ひとしおだったに違いない。
その一方で、ランキングトップの山本尚貴/牧野任祐組のSTANLEY NSX-GTが2位。サクセスウェイトを80kgを積んで、予選では10番手だったにも関わらず、じわりじわりと順位を上げて、まさにディフェンディングチャンピオンの貫禄を示すこととなった。
3位には塚越広大/ベルトラン・バゲッド組のAstemo NSX-GTが、そして4位には関口雄飛/坪井翔組のau TOM’S GR Supra GTが、それぞれ60kg、64kg積んでなお入り、果たしてウェイト感度の高いサーキットなのか、低いサーキットなのかと疑問さえ生じるようになっていた。
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