MLB公式サイトは9日、今季生まれたさまざまな投球のうち、打者を最も「嫌がらせた」15球をピックアップ。エンゼルスの大谷翔平投手が4月に投げたスプリッターがその1つに選ばれた。

4月4日のホワイトソックス戦が今季初登板となった大谷は、4回にルイス・ロバート中堅手を打席に迎えると、3球で空振り三振に仕留めた。同サイトはこの3球目が92・6マイル(約149キロ)のスプリッターだったことを指摘し「大谷のスプリッターは最も打ちにくい球かもしれない」とコメント。今季大谷はスプリッターで77三振を奪う一方、安打となったのはわずか11本で、その打率は8分7厘だったと述べた。

今季の大谷は投打で球界史に残る活躍を見せたが、メジャー公式戦で“リアル二刀流”として初めて出場したのが4月4日のこの試合。同サイトはロバートへの1球について「93マイル(約150キロ)に達しようかというものだった」と振り返り、「歴史的な先発登板を果たしたこの試合で、彼はマウンドからは100マイル(約161キロ)の球を投げ、打席では打球速度115マイル(約185キロ)の本塁打を放っている」と、その強力なパワーを伝えた。