【ワシントン=中村亮】複数の米メディアは3日、東部ニュージャージー州の知事選で民主党・現職のフィル・マーフィー知事が勝利を確実にしたと報じた。マーフィー氏が優勢との予想に反して接戦になっていた。民主党のバイデン大統領の政権運営に対する有権者の不満を映した。
州知事選は2日投票、即日開票された。AP通信によると、マーフィー氏の得票率は50%(開票率90%)と共和党候補のジャック・チャッタレリ氏(49.2%)を僅差で上回った。これから開票が進む地区の多くが民主党の強い地盤でマーフィー氏の再選が確実になったという。
世論調査ではマーフィー氏の勝利が確実視されていたが、予想外の接戦となり結果判明まで開票開始から約1日を要した。バイデン氏は20年の大統領選で共和党のトランプ前大統領に対し、約16㌽差でニュージャージー州を制していた。民主党は2日の南部バージニア州の知事選で12年ぶりに敗れ、勢いが乏しい。
バイデン氏は3日、ホワイトハウスで記者団からバージニア州知事選の敗因について、子育てや教育支援などに予算を充てる歳出法案に加え、インフラ投資法案の成立の遅れをあげた。「(法案を)選挙前に通すべきだったと思う」と語った。
バイデン氏は20年の大統領選でトランプ氏に約10㌽の差をつけてバージニア州で勝利した。当時の勝因を念頭に「ドナルド・トランプと争った」と述べた。大統領選ではトランプ氏への反対を軸に支持を伸ばしたが、2日の州知事選では同様の戦略が機能しなかったとの見方を示唆した。
2021-11-04 00:31:33Z
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