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Saturday, November 27, 2021

引退セレモニーで阿部勇樹の感情が最も昂った瞬間…涙ながらに盟友7人に伝えた感謝 - サッカーダイジェストWeb

 そう感謝を述べた阿部の感情が最も昂ぶったように見えたのが、これまでともに戦っていた選手の名前を挙げた瞬間だった。

「今年、リカルド(・ロドリゲス)監督はじめコーチングスタッフのみなさん、メディカルスタッフのみなさん、マネージャーチームのみなさん、そして一緒に戦ってきた選手のみなさん、本当にありがとうございます。

 その中でも、西川周作、宇賀神友弥、槙野智章、シーズン途中に移籍してしまいましたが武藤雄樹、柏木陽介、関根貴大、そして興梠慎三。本当に、あなたたちがいなかったら、ここまでできなかったです。ともに戦ってくれて本当にありがとう。感謝しています」

 浦和に加入したのは、2007年1月。イングランドのレスターに在籍した10年8月から12年1月までを除けば、実に13年半にわたって赤いユニホームに身を通してきた。

 個人名を挙げた選手とは、その間、ともにいくつものタイトルを獲得してきた。まさに歴戦の友である。

 そうした盟友たちとともにスタジアムを回って、ファン・サポーターに挨拶をする最後の瞬間は、阿部にとって特別な時間になったに違いない。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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