【ワシントン=田島大志】米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は28日の記者会見で、ロシアがウクライナに侵攻した場合、市街地で多数の犠牲者が出る「おぞましい結果」になると警告した。オースティン国防長官は同じ会見で、プーチン大統領が侵攻する能力をすでに整えたとの見方を示した。
ミリー氏は、ロシア軍が現在、ウクライナとの国境付近に陸海空やサイバー戦部隊など10万人以上の戦力を集結させているとした上で、侵攻すれば人口の密集した都市部での戦闘が想定されるため、「すさまじい数の死傷者が出る」と述べた。
オースティン氏は、プーチン氏はいまだ侵攻に関する決定を下していないとの見方を示しつつ、「プーチン氏には、都市や主要な領土の占領のほか、分離独立した領土の承認など、挑発的な政治行為を含む複数の選択肢がある」と指摘した。
その上で、オースティン氏は「紛争は不可避ではない」とも強調し、沈静化に向けて北大西洋条約機構(NATO)加盟各国などと連携した外交努力を優先する考えを示した。
2022-01-29 01:49:00Z
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