【ソウル=上杉洋司】「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)創設者の文鮮明氏が1992年に来日した際、本来は入国が不許可となるところ、自民党の金丸信副総裁(当時)の便宜で認められたことが、韓国外交省が6日公開した外交文書で明らかになった。
文氏が当時から自民党有力者と深いつながりを持ち、日朝国交正常化に意欲を燃やしていた金丸氏が、北朝鮮とパイプを持つ文氏に特段の配慮をしていたことをうかがわせるものだ。
この経緯が記されていたのは、駐日韓国大使が92年3月31日付で外相に送った2通の公電。文氏は米国で脱税の有罪判決を受けて服役しており、入管法の規定で本来は入国できなかった。韓国大使館が日本外務省に文氏の入国について非公式に問い合わせたところ、法務省は当初、不許可とするつもりだったが、金丸氏が「保証」したことにより、入国が認められたとの説明を受けたという。
公電によると、文氏は自民党の国会議員らで作るグループの招請で講演のために3月26日~4月1日の日程で米国から来日。3月31日には東京都内のホテルで約2時間、金丸氏と面会した。
韓国外交省は作成から30年が経過した外交文書を公開している。
松野官房長官は6日の記者会見で「法相の裁量的な処分である上陸特別許可を受けて上陸が認められたものと承知しており、当時の法相の判断として適切なものであったと聞いている」と述べた。
2023-04-06 14:00:00Z
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