[ブリュッセル 26日 ロイター] - 欧州連合(EU)は26日にブリュッセルで開いた首脳会議で、パレスチナ自治区ガザの住民に対する支援を緊急的に実施するための人道回廊の設置と戦闘の一時停止を求める宣言を採択した。
EU27カ国の首脳は宣言文で、ガザ地区の人道状況の悪化に対する深刻な懸念を表明。「人道回廊の設置や、(戦闘の)一時停止を含むあらゆる必要な手段を通して、継続的、迅速、安全、かつ妨げられることのない支援が届けられる」よう求めた。
今回の首脳会談は、今月7日にガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃してから初めての対面形式での会談となった。
EU首脳はハマスによる攻撃を「可能な限り強い言葉で」非難すると同時に、イスラエルの「国際法と国際人道法に沿った」自衛権に言及。ハマスに対し、前提条件なしに全ての人質を直ちに解放するよう改めて要求した。
首脳会議に先立ち、フランスやオランダ、スペインなどは国連の人道的停戦呼びかけを支持していた。
一方、外交筋によると、ドイツやチェコ、オーストリアなどはそうした措置がイスラエルの自衛能力を低下させ、ハマスの立て直しを許す可能性があるとして反発していた。
首脳会議ではウクライナへの支援継続も表明した。同国のゼレンスキー大統領はオンラインで演説し、中東の紛争拡大というシナリオに共に対抗しなければならないと強調。「中東の安全を早期に回復するほど欧州の安全回復も早まる」と述べた。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
2023-10-26 22:11:00Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiS2h0dHBzOi8vanAucmV1dGVycy5jb20vd29ybGQvdWtyYWluZS9KUzJERlY1WFRKTVZSTVRNVjdITkZQQ1k1RS0yMDIzLTEwLTI2L9IBAA?oc=5
No comments:
Post a Comment