イスラエルによる封鎖で燃料が不足し、人道危機に陥っているパレスチナのガザ地区に初めて燃料が運び込まれました。
ただ、イスラエルは燃料の使用を支援物資の輸送に限定していて、人道危機の改善につながるかは予断を許さない状況です。
ガザ地区と境界を接する隣国エジプトから15日、燃料を積んだトラック1台がラファ検問所を通過してガザ地区南部へ入りました。
燃料の搬入はイスラム組織ハマスと軍事衝突が始まり、イスラエルがガザ地区の完全封鎖に踏み切って以降、初めてで、これまではイスラエル側がハマスによる軍事目的での利用のおそれがあるとして、認めてきませんでした。
しかし、初めて燃料が運び込まれたものの、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は、運び込まれた燃料は2万3000リットルあまりと、ガザ地区の人々の命を守るのに必要な1日の量のわずか9%に過ぎないとして、不満をあらわにしました。
さらにUNRWAは、イスラエル側が搬入された燃料の使用をラファ検問所から届けられた支援物資の輸送に限定しているとして、病院の運営や井戸水のくみ上げに使用する燃料が不足していると訴えています。
今後も継続して燃料が運び込まれ、ガザ地区の人道危機が改善するかは予断を許さない状況です。
2023-11-16 05:51:09Z
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