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Friday, January 12, 2024

能登半島の高齢者施設 人手不足でケア行き届かず 現場は疲弊 - nhk.or.jp

能登半島の高齢者施設 人手不足でケア行き届かず 現場は疲弊 - nhk.or.jp

震度6強の揺れを観測した石川県穴水町の特別養護老人ホームでは、今も停電や断水が続いています。

施設の職員は自分も被災しながらも、施設に寝泊まりしながら働いていて、一刻も早い支援が求められます。

穴水町、唯一の特別養護老人ホーム「能登穴水聖頌園」では、入所者と職員は全員無事でしたが、地震から10日以上たった12日もなお停電や断水の状態が続いています。

建物の一部は壊れ、施設につながる道路が寸断して、発災から4日ほどは孤立状態になっていたということです。

12日の朝食は、支援物資などで手に入った米と野菜を使って、簡易コンロで雑炊をつくって食べてもらったということです。

施設では、断水が続いていることから入浴ができず、体をボディーシートで拭くなどして対応していますが、衛生管理が大きな壁となっています。

また、洗濯ができず、下着類やおむつ、生理用品などの衛生用具も足りていないということです。

さらに、施設の職員は、みずからも被災しながら働き続けています。

地震の前、この特別養護老人ホームや関連の施設ではおよそ100人が働いていましたが、自宅が被害を受けたり、道路状況が厳しかったりして出勤できない職員もいて、現在は6割程度の人数で運営しています。

家が倒壊して、施設に寝泊まりしながら働いている職員がいるほか、避難所から通勤してくる職員もいます。

元日から一日も休めていない人も多く、非常に厳しい状況だということです。

また、施設で働くインドネシア人実習生16人は、宗教上の戒律で豚肉由来のものが食べられず、支援物資の食品も食べられるものが限られるため、パンを食べるなどして対応しているということです。

施設長の殿田和博さんは「水が出ないのが何よりも厳しい状況です。職員もまだ頑張れるといってくれていますが、十分に休めず、お風呂にも入れず、限界が来ていると思います。少しでも支援があるとありがたいです」と話していました。

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2024-01-12 06:39:47Z
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