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Monday, April 1, 2024

パンダのタンタン死ぬ、国内最高齢の28歳 心臓疾患で帰郷果たせぬまま 神戸・王子動物園 - 神戸新聞NEXT

パンダのタンタン死ぬ、国内最高齢の28歳 心臓疾患で帰郷果たせぬまま 神戸・王子動物園 - 神戸新聞NEXT

昨年の28歳の誕生日に、のんびりと過ごす様子を見せたタンタン。カメラに向かってお腹を見せて寝転がっていた=2023年9月16日、神戸市立王子動物園

 神戸市立王子動物園(同市灘区)は1日、ジャイアントパンダの「タンタン(旦旦)」(雌)が3月31日午後11時56分に死んだと発表した。国内最高齢の28歳で、中国の専門家によると人間の100歳近くに相当するという。2020年7月で中国からの借り受け契約は一旦満了したが、新型コロナウイルス禍や21年に発覚した心臓疾患を理由に帰郷は果たせず、23年半を過ごした神戸で最期を迎えた。

 同園によると、3月15日から病状がさらに進行し、同31日に心肺停止となり蘇生措置を行ったが、死亡が確認された。

 タンタンは1995年9月、中国・四川省の繁殖センターで誕生。王子動物園には00年7月、日中共同繁殖飼育研究や阪神・淡路大震災の被災者を元気づけようと、雄の初代「コウコウ(興興)」と来園した。

 期待された繁殖では、2代目コウコウとの人工授精に2度成功したが最初は死産で、08年は赤ちゃんを産んだが3日後に死んだ。10年にコウコウが急死してからは同園唯一のパンダとなった。

 中国との貸与契約は10年と15年にそれぞれ5年間延長され、20年7月で一旦満了。中国側の意向で更新されず故郷の四川省に返還することになったが、新型コロナ流行で直行便が再開せず、同園にとどまった。

 21年1月からは不整脈がみられるようになり、4月の精密検査で心臓疾患が判明した。以来、投薬による治療を受け、22年3月からは一般観覧も中止となっていた。契約は20年に返還が決まってから、23年末までに5回延長され、24年末まで神戸で過ごす予定だった。

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2024-04-01 05:00:00Z
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