岸田首相が米国のバイデン大統領に贈った輪島塗のコーヒーカップは、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市で作られた。制作を手がけた田谷漆器店の田谷昂大社長(32)は「世界の人に輪島塗を見てもらえる機会になり、うれしい」と話している。
田谷さんによると、被災地を視察した首相から外遊先に輪島塗を積極的に持っていく意向を伝えられ、3月上旬に政府から正式に制作依頼を受けたという。この大仕事に「必ず良い物を作らなければ」というプレッシャーも感じた。
同店は創業200年以上の老舗で、元日の地震で工房の1階部分が潰れるなどの被害に遭った。各職人は自宅で作業を進めるなどして完成させた。
カップはバイデン氏夫妻の名前入りで、青と黒の美しいグラデーションが施されている。塗りは、「ぼかし」と呼ばれる技法を得意とする
田谷さんは「日本の漆芸の技術の高さを感じてほしい。様々な人が地震について考えるきっかけになれば」と期待を寄せた。
2024-04-10 11:56:00Z
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