問題の発端は、ことし3月。
兵庫県の当時の西播磨県民局長が、斎藤知事にパワハラの疑いがあるなどとする文書を作成し、報道機関や県議会の関係者などに送りました。
県は局長を解任し、予定していた退職をいったん保留して班長級とする人事を発表しました。
斎藤知事は記者会見で、「事実無根の内容が多々含まれている」とか「うそ八百含めて文書を作って流す行為は公務員としては失格」などと述べました。
これ対し、元局長は「何の根拠もなく事実無根と公言した」などとする文書を発表しました。
その後、県は「文書の核心的な部分が事実ではない」などとして、元局長を停職3か月の懲戒処分にしましたが、県議会は「県民などから、独立した第三者による調査の必要性を指摘する意見が寄せられている」として、第三者機関を設置し、再調査を行うよう県に要請しました。
これを踏まえ、斎藤知事は、第三者機関を設置する考えを示しました。
こうした中、6月の定例議会では、“文書問題”をめぐって複数の会派から質問が相次ぎ、斎藤知事が「うそ八百」などのみずからの発言について「表現が行き過ぎた」と陳謝する一幕もありました。
定例議会の最終日、県議会は強い調査権を持つ「百条委員会」の設置を決め、7月19日に開く委員会では、元局長を証人として呼び、文書で指摘した内容について質疑を行う予定でした。
また、第三者機関の立ち上げに向けた準備会の初会合も開かれ、8月をめどに複数の弁護士からなる第三者機関を立ち上げ、おおむね6か月で調査するよう求めることが確認されました。
こうした中、7月7日、元局長が姫路市内で死亡しているのが見つかり、警察は状況から自殺した可能性があるとみて調べています。
2024-07-10 08:10:54Z
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