佐藤友美 (ヘアライター・エディター)
昨秋発売になり、発売即重版となった『女は、髪と、生きていく』。本書はヘアライターとして20年近く活躍してきたNo.1ヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんの最新刊になります。髪の本であるにも関わらず、「泣きました」「人生のスイッチが入りました」「美容師として全同業者とお客さんに読んで欲しい!」と発売直後から反響続々の本書。テレビや雑誌、新聞、ウェブで紹介され続けています。今回は、ショートヘアの良いところをこれでもか!とご紹介します。
ショートに漂う、「あえて髪型を選んでいる」感
髪が短い女性には、活発な印象があります。これは、ショートヘアが女性の解放運動と強い関係があったことと無縁ではありません。
ひと昔前は、「ショートにすること=自由に自分を表現すること」や「男性と肩を並べて活躍すること」の象徴だったのです。日本の女性大臣にショートヘアが多い話は前にしましたが、これもやはり、ショートヘアがモノを言う女性であることや、リーダーシップの象徴であったことと関連しているでしょう(もちろん、年齢による髪質の変化もあると思います)。
少なくとも昭和の時代までは、女性のヘアといえば、デフォルト(初期設定)がロングで、ショートは「あえて選ぶもの」でした。
時代が変わって、今では女性のショートヘアはことさら特別なものではありません。それでもやはり、ロングに比べると、ショートは、「自分の意志で髪型を選んでいる感」があると思います。
ヘアカタログも「ショート&ボブ」は売れますが、「ミディアム&ロング」は(そちらのほうが、人口が多いにもかかわらず)売れません。これは、短い髪を選ぶ人のほうが、「髪型」を意識してオーダーしようとしている裏返しだと思います。
ショートにして痩せる人、メイクが上手くなる人
・ショートヘアにしたら、突然、内定が決まった。
・ショートヘアにしたら、突然、役職に抜擢された。
という話は、よく聞きます。ショートヘアはそれだけで目立ちます。
とくに周りにロング女子が多い環境なら、なおさら。まさに、欅坂48の平手友梨奈さんのような感じです(彼女の場合は存在そのものも特別なのですが……)。
ショートは、目に留まるし、記憶に残ります。そして、与える髪キャラの印象は「活動的」だったり「明るい」だったり、「人とはちょっと違う」だったりします。だから、出世したり抜擢されたりしやすいのだと思います。
それだけではなく、ショートにすると、痩せる人と、メイクが上手くなる人が多い。そして、リアルに性格が明るくなる人が多いです。一見不思議な現象ですが、このメカニズムが働く理由は予想がつきます。
ショートにしたことがある人ならわかると思うのですが、この髪型は、物理的に顔が隠せなくなります。髪が顔を全部覆ってくれる安心感がなくなるので、自分の顔への責任感が増します。たるみが気になるから引き締めようかとか、顔が全面的に出るからメイクをはっきりしてみようかとか、そういう気持ちが働きやすくなります。
また、ショートの持つ髪キャラのおかげで、「元気で明るい人なんだろうな」という(無意識の)テンションで話しかけられることが増えます。その循環が回ると、リアルに元気になったり、明るくなったりするのです。
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