【北京=吉永亜希子】中国の国家統計局は17日、2022年末の人口(香港、マカオ除く)が21年比で85万人減少し、14億1175万人だったと発表した。人口減少は1961年以来、61年ぶりで、人口1000人あたりの出生率は1949年の建国以来、最低となった。推計では、インドの人口が中国を抜いて世界一になる見通しだ。
発表によると、出生数は前年比106万人減の956万人で6年連続の減少となり、記録が残る1997年以来、初めて1000万人を割った。死亡数は1041万人。人口1000人当たりの出生率は過去最低の6・77人だった。
65歳以上の人口は2億978万人で、総人口に占める割合は2021年の14・2%から14・9%に拡大し、少子高齢化が進んでいる。
中国政府は人口が増加の一途をたどっていた1979年に人口が増えすぎないように調整する「一人っ子政策」を導入。2015年末に廃止したが、出生数の回復につながっていない。
女性1人が生涯に産む子供の推計数を示す合計特殊出生率は20年の時点で1・3で、日本の21年の1・30と同様の低水準になっている。中国は今後、人口減社会に転じていくとみられ、
インドの22年の総人口はまだ公表されていないが、国連が昨年7月に公表した人口推計は14億1200万人。23年にインドが中国を抜くと見込んでいたが、22年末で抜いた可能性がある。
2023-01-17 16:25:34Z
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