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Monday, April 24, 2023

スーダンから残留邦人ら45人が退避、自衛隊輸送機でジブチへ…フランスなどの協力でも4人 - 読売新聞オンライン

スーダンから残留邦人ら45人が退避、自衛隊輸送機でジブチへ…フランスなどの協力でも4人 - 読売新聞オンライン

 岸田首相は24日深夜、首相公邸で記者団に対し、戦闘が続くアフリカ北東部スーダンの在留邦人ら約60人のうち、45人が周辺国ジブチに向けて退避していると明らかにした。ジブチに待機させていた航空自衛隊の輸送機「C2」をスーダンに派遣し、移送した。このほか、フランスなどの協力で在留邦人4人が国外に退避したが、スーダン国内には退避を希望する邦人が数人残っている。

 日本政府関係者によると、自衛隊機に搭乗している在留邦人らは、スーダンの首都ハルツームを陸路で出発し、2ルートに分かれて、自衛隊機が待機するスーダンの都市ポートスーダンに向かった。ジブチ到着後は、希望に応じて日本への帰国などを調整する。紅海沿岸に位置するポートスーダンはハルツームの北東約670キロ・メートルに位置している。

 日本政府は希望する全員の救出を急ぐ方針で、首相は「引き続き関係各国と連携し、早期の退避に全力を挙げて対応していく」と語った。関係国との連絡・調整のために、武井俊輔外務副大臣をジブチに派遣している。

 日本政府は、スーダンからの邦人輸送に備え、自衛隊の拠点があるジブチに、空自の輸送機「C2」、「C130」と空中給油・輸送機「KC767」の計3機を派遣。24日には、日本から輸送機2機を追加でジブチに向かわせた。自衛隊機による在外邦人輸送は、2021年にイスラム主義勢力タリバンが全土を掌握したアフガニスタンからの作戦以来となる。

 退避活動を巡っては、仏政府が24日、388人を仏軍輸送機でスーダンからジブチに退避させたと発表した。日本人2人が含まれている。韓国大統領府の発表によると、韓国人28人が陸路でポートスーダンの空港に移動し、韓国軍用機でサウジアラビアに向かった。日本人数人も同行したと明らかにしたが、詳細は発表していない。

 林外相は24日夜、スーダンに影響力を持つサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の各外相と相次いで電話会談を行い、スーダンの在留邦人の安全確保に向けた協力を要請した。両国外相は全面的に協力する意向を示した。

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2023-04-24 15:39:00Z
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